映画「夜の上海」 言葉の壁超えた恋物語
上海を舞台に、偶然知り合った日本人旅行者と中国人の女性タクシー運転手との一夜の恋を軽妙に描く日中合作のラブストーリー「夜の上海」(チャン・イーバイ監督、22日公開)。タクシー運転手を演じるヴィッキー・チャオの巧みな感情表現が印象的だが「基本的に男性の職業なので、男っぽい強い面を出すのにけっこう苦労しましたよ」と振り返った。(岡田敏一)
音楽祭の仕事で上海にやって来たトップヘアメイクアーティストの水島(本木雅弘)は、夜の上海で迷子になり、リンシー(チャオ)の運転するタクシーに背後から衝突される。
慌てたリンシーだが、水島が無事だと分かると彼を強引にタクシーに乗せ、車を走らせる。
日本人と中国人。お互い言葉は全く通じない2人だが、なぜか心を通わせていく…。
「脚本を読んで、とても温かい物語だと思いました。お互いを知らない者同士の交流が生み出す物語なので、極めて人間的ですしね」
こう話すチャオは、大ヒットした「少林サッカー」(2001年)でスターとなり、今では女優兼歌手として大活躍する売れっ子。女優業には並々ならぬ意欲を注いでおり、昨年から北京映画大学の修士課程で日米英の映画史を学ぶほど。
それだけに役作りも念入り。「男っぽい豪快さを出そうと気を使いました。本木さんとケンカになり、自分を守る場面などは細かい部分なのですが念入りに演じました」。その本木についても「現場では、せりふよりフィーリングで交流しました...
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